業者なみのプロ音質でカセットテープをCD化する方法とは?

カセットテープをCD化する上で重要なのが、『記録されている音を詳細に再生させてできるだけ劣化させないでサンプリング(デジタル化)すること』です。

ラジカセのヘッドホン端子とコンピューターのマイク端子をつないで録音することもできますが、ノイズが入ったり音が不鮮明だったりなかなか高音質での録音とは程遠いことが多いです。

音質は好みの問題なので、それで納得しているのならそれで良いのですが、業者なみのプロ音質でカセットテープをCD化するには、いくつか壁がありますので順を追って解説していきたいと思います。







 

 

  カセットテープの種類で音質とノイズに違いが?

 
最近のカセットテープにはノーマルやハイポジ(ハイポジション)がありますが、正式には、ノーマルテープ、クロムテープ、フェリクロムテープ、メタルテープの4種類になります。

それぞれのテープは再生する機械のセレクターを次のように合わせて使用します。
   ノーマルテープ : ノーマルポジション
   クロムテープ : ハイポジション(クロムポジション)
   フェリクロムテープ : フェリクロムポジション
   メタルテープ : メタルポジション

テープのサーっというノイズ(ヒスノイズ)はノーマルが一番大きくて、メタルが一番少なくなります。

クロムテープとフェリクロムテープは元の音よりも音が太くなるというか、アナログらしい音になります。

メタルテープだと、SONYのメタルマスターのように高級なものはCDと聞き比べてもどっちがどっちなのか判別が出来ないくらいの高性能なものもあります。

とはいえ、古いテープは再生途中で切れてしまったり、保管状態によっていたるところで音が切れているところなどもあり、そうなってしまったら破損している部分の音はプロでも修復できません。

 
 

  カセットテープのプレイヤーにも音の違いが?







カセットテープをCD化する上で重要な要素が、テープに記録されている音楽を詳細に読み出せるヘッドがついている再生機が必要で、ちゃんと整備されている必要があります。

ラジカセ用の汎用の録音/再生ヘッドのようにそこそこの性能のヘッドは別として、バブル期に販売していたような高性能なヘッドは、SONYのような大手メーカーでも新製品を作らなくなった後に設計部門から製造部門まですべての技術者が退職してしまったので、失われた技術になってしまっているのが現状だそうです。

また、ヘッドも使えば使うほど磨耗して特性が劣化してしまうし、整備用のテストテープももう製造されていないので、メンテナンスそのものも年々難しくなっています。

結果、テープに記録された音声を詳細に読み出すためには、現在販売されているラジカセやカセットデッキよりもバブル期のカセットデッキの高級機でヘッドが磨耗していないものが最適で、使用前にヘッド、ピンチローラー、キャブスタンパーのクリーニングとヘッド、キャブスタンパーを消磁してからテープを再生します。

バブル期のカセットデッキは、メーカーによって高音がシャリシャリのSONYサウンド、全体にあっさり目なYAMAHAサウンドなどメーカー独特の音質があったので、CD化するためにオークションで入手するときは自分の好みの音質で選ぶと良いでしょう。

 
 

  ノイズリダクションって?

 
カセットデッキやラジカセに付いているノイズリダクションはテープのサーというノイズ(ヒスノイズ)を軽減させる目的でついています。

ドルビーB、ドルビーC、ドルビーS、が有名ですが、そのほかにもdbxや国産では東芝Aurexのadres(アドレス)などがありました。
ドルビーSが世に出るまではdbxが最強とされ、わざわざ外付けのユニットが発売されたこともありました。

ノイズリダクションにはそれぞれ適した音源と苦手な音源があって、マニアのなかには音源によって使い分けていた人もいたようです。

使い方はシンプルで、録音のときに使用したノイズリダクションを再生のときにも使用するとテープのサーというノイズ(ヒスノイズ)を軽減できます。ミュージックテープではどの種類のノイズリダクションを使用して録音してあるのかが書いてあるので、それをオンにして再生すればOKです。

 
 

  パソコンとの接続に必要なものは?

 
録音時は、カセットデッキからUSBオーディオインターフェース(USBオーディオキャプチャー)を介してパソコンでデータを記録し、そのデータを使用してコンピューターに付いている光学ドライブでCDを作ります。

出来るだけハイレゾで録音しておいて、コンピューター内部でサンプリング周波数とビット深度をCD用に変換したほうがいきなり44.1kHz 16bit で録音するより元の音に近くなります。

録音したデータを使って再生時するときは、パソコンからUSBオーディオインターフェース(USBオーディオキャプチャー)を介してアンプに出力し、アンプからスピーカーで再生も可能になります。

結局録音に必要なものは、バブル期に製造された出来るだけ高級でヘッドが磨耗していないカセットデッキ、USBオーディオインターフェース(USBオーディオキャプチャー)、光学ドライブがついているコンピューターの3つになります。

私はちょっと気づいてしまったので、アンプとスピーカーもつないで、コンピューターを音楽と動画のサーバーにしてしまいました。

 
 

  パソコンソフトは何がベスト?

 
デジタル化したデータを録音(記録)したり、編集するFreeのソフトはAudacityやSoundEngine Freeが有名ですが、実際のところCubase LEがバンドルされているUSBオーディオインターフェースを購入するのがベストだと思います。

Cubase LEから録音と編集だけではなく、イコライザーなどのさまざまなエフェクターも付属しているので録音後の音をスタジオのように整えることが可能になります。

 
 

  録音方法は?

 
最初にコンピューターとUSBオーディオインターフェース(USBオーディオキャプチャー)をUSBで接続して、USBオーディオインターフェースの入力レベルがある場合は0にしておきます。

次にカセットデッキの出力(PLAY OUT)と(USBオーディオキャプチャー)の入力(LINE IN)を接続します。

Cubase LEなどのソフトを立ち上げ録音待機状態にしてテープを再生します。出来る限り全部再生してみて録音ソフト側のレベルメーターで-0.3dbを超えないように入力レベルを設定します。録音待機状態はソフトがサポートしているサンプリング周波数とビット深度の一番高い数値に設定して録音すると後々良い結果が得られます。

テープを戻してCubase LEなどのソフトの録音待機状態を録音にして、カセットテープを再生しながらリアルタイムで録音します。
録音後はCD用のデータに変換します。最初に44.1KHzにリサンプリングしてから16bitに変換してください。

 
 

  CD化の方法は?

 
CD化の方法は2通りあります。音楽を1曲ずつ切り出してImgburnなどのフリーソフトでCD-Rに音楽CDとして書き込む方法と、録音したそのままのファイルの最初と終わりの無音部分だけ切り落としたファイルを使って有料のCD architectで市販のCD規格に沿い1曲ずつトラック別に曲を指定して書き込む方法です。

どちらかというとフリーソフトでCD-Rに音楽CDとして書き込む方法が一般的です。コンピューターの光学ドライブに何も記録されていないCD-Rを入れてImgburnを立ち上げ、焼きたい曲を順番に入れて焼けばCDの出来上がりです。

 
 

  まとめ

 
いかがでしたでしょうか?
業者なみのプロ音質でカセットテープをCD化するには、

1. 録音状態や保管状態で記録されている音が破損している場合はプロでも修復不可能

2. それぞれのテープは再生する機械のセレクターを合わせて使用する

3. バブル期のカセットデッキの高級機でヘッドが磨耗していないものをメンテナンスして使用する

4. ノイズリダクションは再生時には録音時と同じ位置で使用する

5. 録音時は、カセットデッキからUSBオーディオインターフェース(USBオーディオキャプチャー)を介してパソコンでデータを記録する

6. Cubase LEがバンドルされているUSBオーディオインターフェースを購入するのがベスト

7. CDに焼くには2通りの方法がある

でした。
長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。







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