SONY WM-D6C ウォークマン プロフェッショナルの修理

突然電源が入らなくなったSONY WM-D6C ウォークマン プロフェッショナル(walkman professional)が入ってきました。
今回は久々に入ってきたこのSONY WM-D6C ウォークマン プロフェッショナルを修理します。
SONY WM-D6C ウォークマン プロフェッショナル







  蓋を開けました

このSONY WM-D6C ウォークマン プロフェッショナルはソニー製のウォークマンにしては本体も大きめに作られています。回転制御はダイレクト ドライブ(DD)でクオーツロック・キャプスタンサーボを採用していて、回転ムラを表すワウ・フラッターも0.04%WRMSと当時ポータブルテープレコーダーでは最高峰のTC-D5Mに次いで高性能なモデルでした。ただ、なぜか15KHzでハイカットがかかってしまっていたのが難でした。

さっそく蓋を開けていきます。ウォークマンなのに、左右別々のオペアンプに別々のドルビーICが使用されていて驚きでした。
というよりものすごく想像以上の集積度です・・。コネクターは1つもなく、基盤も積層ではないようです。昭和の銘機ですね~。
WM-D6C

 
 

  回路の解析

サービスマニュアルを取り寄せて、回路図を見ながら基盤上の信号を追いかけていきます。
オペアンプから出てドルビーICに入る1番ピンには音声信号がきていますが、出力の27ピンからは音声信号が出てきません。

左右2個のICが同時に壊れることは考えにくいので、録音時のスイッチにも注目しましたが異常はありませんでした。
それぞれ各ピンの出力も測定しましたが、よく分かりません。

2個のICが動作不良ということから、2個のICをつなぐ21番ピンに注目して導通試験をしてみたら導通(ショート)していました。ということは、四角で囲んだところのパーツが怪しいとめぼしがつきました。
WM-D6C

 
 

  実際の基板上で検証

実際の基盤では四角で囲んだところになります。が、図面ではセラミックコンデンサ2個とツェナーダイオードが付いているはずの場所にはタンタルコンデンサーが1個、セラミックコンデンサーは耐圧4v 220μFのアルミ電解コンデンサーに置き換えられていました。工場で設計変更か何かあったのでしょうか・・
WM-D6C

 
 

  測定してみました

基盤から外してLCRメーターで測定してみたら、アルミ電解コンデンサがリーク(ショート)していました。
WM-D6C

 
 

  手持ちのコンデンサーをつけてみました

試しに同じ容量の手持ちのコンデンサーをつけてみたら音が出ました!
めでたしめでたし・・・
WM-D6C

 
 

  ゴムベルトもチェックしました

ゴムベルトも磨り減っているので、ついでに注文して交換します。
WM-D6C

 
 

  パーツが届きました

やっとパーツが届きました。
コンデンサは余分に発注しました。本当はもう1種類カウンターを動かしているベルトがあるのですが、今回は見送りました。
WM-D6C

 
 

  取り付け

まずはコンデンサーから取り付けていきます。画面中央やや右側にある小さなコンデンサーが悪さをしていました。
WM-D6C

メインのゴムベルトも磨り減ってツルツルだったので、交換しました。
WM-D6C

取り付け完了です。
WM-D6C

あとはヘッドホンとラインアウトを確認して、各テンションとテープスピード、ワウ・フラッターに不自然がでなければ修理完了です。

 
 







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