TASCAM DA-30 MKⅡはTASCAM DA-30 の後継機種で、当時は汎用の業務機としてレコーディングスタジオからオーディオマニアまでかなり売れたDATでした。
何年も前にメーカーでヘッドの中にあるICから稼働時間を見てくれて、まだ1週間くらいしか使用していない固体でしたが、変更部品が結構あったので7万円くらいかけてオーバーホールしたままにしておいたらError01で動作しなくなっていました。
メンテナンスマニュアルを入手したので、直してみました。
Contents
原因調査
まずは蓋を開けたまま動作させて、どうなっているのか症状をチェックしました。
電源とDATテープを入れると、テープガイドが途中で戻ってきてしまい、何度も往復するうちにError01が出るようです。
分解&原因究明~メンテナンス
DATドライブのメカをひっくり返してみたら、小さなゴムベルトが滑っているようです。
内径φ11mm x 0.95mm となんとも小さなゴムベルト(角)でこの大きさは汎用品にはなく、特注でベルト業者に作っていただき交換しました。
完了
再生してみたところ、ラッキーなことに音飛びもなくテープパスは狂っていないようです!
このDATはデジタルコピーコントロール(SCMS)の信号をコントロール可能で、1回ダビング可/ダビング不可/ダビング無制限をスイッチで設定できるので、他のDAT機で録音してダビング不可になったテープからでもデジタルダビングが可能なのでとても便利です。
かなり古いので48KHz 16bit までしか扱えないのが玉に傷ですね・・・
DA-30MKⅡ 同じような状態です。修理をお願いしたいと思います。連絡をお願い致します。
alpha@oregano.ocn.ne.jp
Sahasi Katsuhisa
佐橋 勝久さん
ありがとうございます。修理しているときに新たな不具合に遭遇することもままありますので、詳しくはメールのほうでよろしくお願いします。