電源がつかないということで、東芝dynabook T522が入ってきました。
ACアダプターをつないで電源ボタンを押しても動きません。
さっそく蓋をあけて中をみていきましょう!
修理開始
裏蓋を空けてACアダプターをつないでみると、マザーボードまでは電源がきています。
電源ボタンもショートしているわけでもなく押せますが、CPUファンはピクリとも動きません。
これはどこかの素子が壊れている可能性大です。
まずは1000倍のUSB マイクロスコープ(顕微鏡)で表面実装の素子をチェックしていきます。
原因発見?
壊れやすいのは、セラミック積層コンデンサーなので亀裂が無いか見ていきます。
と、見つけました。ヒートシンクのパイプの下にあるセラミック積層コンデンサーに亀裂があります。
写真左側のセラミック積層コンデンサー表面に亀裂が走っています。
テスターで導通試験をしたら、ビンゴ!見事にショート(導通)していました。
もとの容量は分かりませんが、サイズから逆算して大き目の容量を見込み、持ち合わせの耐圧50v 25μFのものと交換しました。
本当に小さな部品です。CPUに乗せたら大きさがわかるでしょうか?
動作確認
仮組みして電源を入れたら入りました!
もしかすると、定常故障かも知れないので、T522シリーズで電源が入らない場合はチェックしてみることをお勧めします。