ドライヤーやラジカセなどの家電製品の電源コードやケーブルの根元から断線したり、被覆が破損して中の銅線(導線)がむき出しになったことがありませんか?
そのままにしておくと感電や家事の元になってとても危険ですが、
修理業者に依頼すると、人件費こみで1万円以上の修理料金がかかってしまいます。
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でも実は修理方法を知っていればもっと少ない費用で簡単に修理することが出来るんです!
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この記事では配線コードのつなぎ方や実際に修理する手順を順に追っていきますね。
銅線(導線)がむき出しになった電源コード
ふと長年使っていたドライヤーの根元を見たら、皮膜がはがれて銅線(銅線)がむき出しになっていました。
このままだと無意識に触ると感電してしまうし、水などがはねてショートすると火事の元になったりして非常に危険なので直してみました。
現状の確認
蓋を開けてみました。
一目見て驚きました。メーカー製なのに内部のケーブルのつなぎ目に通常は絶縁チューブで処理されていても良いところが、ビニールテープでゆるく1周巻いてあるだけでした。コスト削減でしょうか?

テープを外すとハンダ付けした接合部が見えてきました。

よく見てみると、導線(銅線)がむき出しになっているすぐそばにもいくつも亀裂が走っています。
これは、電源コードの被覆がはがれたところを修復するよりも元から交換したほうが良さそうです。

コード(ケーブル)同士のつなぎ方は修復するのと同じなので、前に書いた記事のケーブル(電源コードなど)同士のつなぎ方のうちの熱圧縮チューブによる接合方法でつなげてみたいと思います。
電源コードの選定
被覆が破れたコードは、VFFと書かれています。
耐熱は通常の60度のようです。

ホームセンターに来ました。
電源プラグが付いていて、片方は何もついていないケーブルはVFFケーブルだけではなく、被覆が2重になっているVCT-FKケーブルも売られていました。
探しているのは2mのコードですが、なんと、被覆が2重のVCT-FKケーブルのほうが安くて驚きました。


VCT-FKケーブルを購入しました。

ついでに被覆に使う熱収縮チューブも購入します。太さ(直径)はφ3mmで十分でしょう。

念のためビニールテープも購入しました。

ケーブルの交換
前に書いた記事のケーブル(電源コードなど)同士のつなぎ方のうちの熱圧縮チューブによる接合方法でつなげてみました。

コードは使っているうちに意識しなくても引っ張られるので、引っ張られないように内部にコードを引っ掛けるところがある場合とない場合があって、ない場合は中で1回縛ってそれ以上引っ張られないようにするのが通常の処置になっています。このドライヤーは引っ掛ける場所があるタイプのものなので、きれいに収めて引っ掛けます。


元のように蓋を閉めて動作確認しました。これで電源コードの交換修理完了です。
