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TASCAM DA-30MARK IIのError 01修理

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当時、新品で購入したTASCAM DA-30MARK IIにError 01が出てしまいました。
DATは通常SCMS(Serial Copy Management System、シリアルコピーマネジメントシステム)が付いていて、アナログから録音しても孫世代までしかデジタルコピーが出来ませんが、TASCAM DA-30MARK IIは業務器のたるSCMSが任意に設定できるスグレモノで購入しました。

動作確認

DATテープが入っていない状態で電源を投入すると、Errorは出ませんが、DATテープを入れるとError 01が出てしまいます。

また、DATテープが中に入ったまま電源を投入してもError 01が出てしまいます。

耳を傾けて音をきいていると、ローディングしようとしてモーターを回している音がしますが、ウィンウィンと途中で何度かリセットして最後にはローディングできなくてエラーになっているようです。

修理開始

蓋を開けてみました。

サービスマニュアルによると、ドライブの裏側にローディング用のゴムベルトがあるようなので、分解手順に沿って分解していきます。

みえました!経年劣化により加水分解を起こしてベタベタになりかけています。

サービスマニュアルには太さや寸法などが書かれていないので、原寸を測ってみます。

これだけ小さい径のベルトは汎用品には無いので、太さ1.0mm 内径φ11mm 外径φ13mm のものを特注しました。
今回は、シリコンの入っていないクロロプレンゴムのため耐久性を調べるために硬度65と硬度95のものを作っていただきました。

取り出したゴムベルトと蓋のネジです。

動作確認

ゴムベルトを付け替えたらドライブを元の位置に組み上げて蓋は開けたままでDATテープを入れてみます。
今度はError 01もなくすんなりとローディングが無事完了しました。

蓋を閉めてラックに戻しました。

以前、エアチェックしたDATテープがあるので、しばらくはまた楽しめそうです。


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