ハードオフでディスクを読み込まない初代のPS3が2,000円で売っていたので買ってみました。
症状確認
電源を入れたら思ったとおり電源を入れた瞬間にグリーンのLED表示が赤く点滅して画面は真っ黒のまま電源ボタンのすぐ上にある赤ランプが点灯して先に進まない、いわゆるYLODと呼ばれる赤点滅(赤ランプ点滅故障)を発症していました。
この症状の原因は、GPUが発熱/冷却を繰り返すうちに基盤とGPUチップの間のハンダボールがクラック(ひび割れ)をおこして通電しなくなり、起動時にPS3のBIOSがエラーになっている既知の不具合です。
分解
ネジを外して蓋をあけると各ユニットに分かれているので、1つずつ取り出していくと、マザーボードまで到達できます。
すごくホコリがたまっていたので、コンプレッサーのエアーで吹き飛ばしながらの作業になりました。
ついでにと思って、DVDデッキのメカユニットも取り寄せたので交換してしまいます。
YLOD(赤ランプ点滅故障)の修理
GPUのグリスを拭き取ったら、GPUとマザーボードの間にはんだフラックスを染み込ませて、ヒートガンであぶります。
ヒートガンとは、工業用のドライヤーで550度ぐらいの熱風が出る機械です。
はんだづけや熱収縮チューブにも使用します。
大きさはドライヤーの形をしたものや、セラミックコンデンサーなどの極小の表面実装パーツ用で先が細いものまでさまざまです。
動作確認~修理完了
動作確認のため、最小限のネジ止めで各ユニットを元に戻して電源を入れてみました。
無事画面がついたので、元に戻して修理完了です。