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ラジカセSONY CFD-S17の修理

SONY CFD-S17
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SONYのCDラジカセ CFD-S17が入ってきました。

SONY SONY CFD-S17 フロントSONY SONY CFD-S17 フロント
SONY SONY CFD-S17 リア

症状確認

新品(多分デッドストック)なのにカセットが回らないということだったので、動作確認しました。

コンセントをつないでプレイボタンを押すと、モーターの音はしますが確かにテープを巻き取りません。早送り、巻き戻しも同じ情況です。

モーターが回っているようなので、ゴムベルトの経年劣化で加水分解が進んでいると予想されます。ラジオとCDは正常に動作しています。

分解しました

まずは、ネジを外すとフロントのスピーカーが付いているところからガバッと開きました。
驚きました。なんと、中はガラガラで基盤はこれだけです。

フロント部分を開いたところフロント部分を開いたところ

上部のカセットデッキ部とCDプレーヤー部を取り外しました。

カセットデッキ部とCDプレーヤー部カセットデッキ部とCDプレーヤー部
カセットデッキ部とCDプレーヤー部基盤側カセットデッキ部とCDプレーヤー部基盤側

修理開始

基盤を外すとゴムベルトが伸びて外れているのが見えました。

基盤を外したところ基盤を外したところ

どうやらモーターを外さないとゴムベルトが取れない構造になっているようです。ねじがデッキ部の向こう側なので、デッキ部のユニットも外す必要が出てきました。

デッキ部を外してまたまた驚きました。80年代、90年代のラジカセやウォークマンでも金属の部品で構成されている部品がすべて強度で劣るプラスチック製でできています。割れないのか心配になる構造です。おそらく修理は考慮にいれていないのでしょう。

デッキ部ユニットデッキ部ユニット

さらにピンチローラーどころか、録音/再生ヘッドや消去ヘッドまではめ込み式になっています。
これではアジマス調整は不可能です。消去ヘッドも永久磁石が使用されています。

モーターのアースもプラスチッキが多用されていて筐体からアースが取れないのでわざわざスプリングを使用して取っています。

はめ込み式の消去ヘッドはめ込み式の消去ヘッド

サクッとゴムベルトを交換して組み上げました。
動作確認をして修理完了です。

テープスピードはラジカセに良くあるちょっと早めのスピードになっています。
ワウフラッターはこんな構造にもかかわらず、小さいほうのウォークマンプロsony wm-D3Cぐらいで驚きました。

これで数年はカセットも使えることでしょう。


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